WAKABA  cards&gifts supply

2023/04/06 00:13

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席次表からエスコートカードへ

ゲストのご案内方法としてパンフレット型の席次表をお渡しするのが今も日本の結婚式では主流ですが、私たちは「エスコートカード」を用いる方法を提案しています。
エスコートカードは主に欧米の結婚式で用いられ日本ではあまり浸透していませんが、受付(ウェルカムスペース)に華やかに並べられたカードにはゲストのお名前とテーブル番号が記してあり、お席への案内方法としては非常にストレートなものです。

近年、結婚式に対する考え方や様式は大きく変わり必ずしも必要だった物が少しずつ変化を始めています。メニューや座席表が掲載された情報量の多い「席次表」が一般的にはゲストを案内するものとされてきましたが、少人数の披露宴や近親者を中心に招待する結婚式など必ずしも必要としないケースも増えてきました。
もちろんこれまで通り席次表をご用意する結婚式が大半ではありますが、新しい価値観でゲストを迎える結婚式があっても良いタイミングではないかなと私たちは考えています。

とはいえ、まだまだ結婚する二人にとっても会場にとっても新しい取り組みであるエスコートカードには不安点や疑問点もあります。披露宴会場の装花を手がけるわたしたちが実際の現場を見て、プランナーさんやホールスタッフ、ご親族の方からのご意見なども踏まえてスムーズに運用できるポイントをまとめました。



Q.セッティングについて
A.受付に並べてゲストに渡すだけの席次表と違ってエスコートカードは会場スタッフさんにセッティングをお任せすることが大半です。特に午後式の場合は午前式の片付けを行なった後に会場の準備を行うため設営時間があまりありません。あらかじめカードはテーブルごとに順番にまとめておいたり棒やクリップなどでひとまとめに並べておくなど、スタッフさんがスムーズにセッティングができるよう下準備しておくことをお勧めします。

Q.カードを持っていかない
A.あまりゲストが理解できていない場合はエスコートカードの利用案内を設置したり、受付係の方や会場スタッフにお願いして説明していただければ上手く伝わると思います。それでもカードがそのままになっていることはどのお式でもお見かけしますが、会場スタッフさんはゲストへお声がけくださり席につけず困っていることはありませんので心配ないと思います。

Q.子供にもエスコートカードは必要?
A.あくまで座席案内のカードですので小さなお子様はご家族と一緒に一枚のカードにお名前を入れることもできます。(デザインによっては対応できない場合もあります)

Q.両親はやっぱりゲストの間柄が知りたい
A.ゲストに席次表を渡さない場合でも会場側ではアレルギーチェックや引き出物の種別など必ずゲストの座席を把握されていることが一般的ですので、担当プランナーさんにご相談の上簡易的な座席表をお渡ししたり、座席表のみ安価なプリントサービスを別途利用してご用意するのも一つの方法です。

Q.肩書のわかる座席表を用意しないのはゲストに失礼でしょうか?
A.座席表を見ればお二人の近しい方々を知ることができますが、肩書の有無は新郎側新婦側の出席者のバランスや各々の事情、地域によっても異なります。マナーに反してはいませんがご自身が必要だと感じれば小部数でも必要とされる方へお渡しされると良いでしょう。

Q.エスコートカードの必要性を感じない
A.エスコートカードは演出として捉えらているケースが多いですがお席へご案内する一つの方法です。自分たちが装飾品として演出したいのか実用的に運用をしたいのかによって必要性の感じ方が変わってくると思います。

Q.席札は不要か
A.エスコートカードはテーブルまでのご案内のカードです。座席の指定がある場合は席札も合わせてご用意ください。(座席指定のないカジュアルなパーティの場合は不要です。)